7/25より大阪シネ・ヌーヴォで「没後50年 映画監督 内田吐夢」開催!
7月25日(土)より、大阪シネ・ヌーヴォで「没後50年 映画監督 内田吐夢」が開催されます!
戦前から戦後にかけて活躍した日本映画が誇る巨匠・内田吐夢監督。1898年生まれ、1970年に亡くなった内田吐夢監督の没後50年記念特集。骨太で緊張感みなぎるダイナミックな映像、真っ向から人間と社会を描き続けた日本映画屈指の映画監督。また敗戦前に満州に渡り、終戦後に中国で7年も抑留されるなど、その生涯も波瀾に満ち溢れ、それでいて数々の傑作を手掛けた希有な巨匠。
戦前の作品から、代表作『土』、『大菩薩峠』三部作、『宮本武蔵』五部作、名作『飢餓海峡』、遺作の『真剣勝負』まで25作品を一挙上映!
『虚栄は地獄』『少年美談 清き心』『漕艇王』はデジタル、『恋や恋なすな恋』『飢餓海峡』はDCP、他は全て35ミリプリントでフィルム上映!
どうぞお見逃しなく!!!
没後50年 映画監督内田吐夢
Tomu Uchida: A Retrospective
開催日程:2020年7月25日(土)〜8月28日(金)
会場:シネ・ヌーヴォ(大阪・九条)
◎料金
一般1500円、学生・シニア1100円、会員1000円
当日5回券6000円、シニア5回券、会員5回券4500円
前売1回券1200円、前売5回券5000円
◎イベント
①8/7(金) 内田吐夢監督命日 すべての方1000円でご鑑賞いただけます。
②8/8(土) 春日太一さん(映画史家研究家)トークショー15:35『宮本武蔵 二刀流開眼』上映後
③8/8(土) 宮本武蔵5部作一挙上映オールナイト22:20スタート 第一部上映前に春日太一さんトークあり
④8/17(月) 梶山弘子さん(『真剣勝負』スクリプター)トークショー15:30『真剣勝負』上映後
⑤8/19(水) 上野昂志さん(映画評論家)トークショー16:00『人生劇場』上映後
◎上映作品
虚栄は地獄<劇映画第1回監督作品>
1924年/朝日キネマ合名社/白黒/15分/サイレント/デジタル
撮影:早川清(長谷川清)
出演:瀧田静江、長谷川清ほか
新聞の三面記事をもとに作られた内田吐夢の劇映画第一回監督作品。お互いの職業を偽り結婚した新婚夫婦が、いかなる職業にも貴賎はないと悟るまでの顛末を喜劇タッチで描く。見栄を張りつづける新婚夫婦の微笑ましさやテンポのいいストーリー展開は必見!
提供:マツダ映画社
少年美談 清き心
1925年/社会教育映画研究所/白黒/29分/サイレント/デジタル
原作・脚色:古林貞二/撮影:永井政次
出演:兒島武彦、水島三千男(道太郎)ほか
時は大正、「道徳」用の社会教育映画。生徒が何かを隠したのを見た6年の担任。お金を落としたという同じクラスの女生徒がいたことから...。1995年にプラネット映画資料図書館により発見された貴重な内田吐夢監督の初期の作品。
提供:プラネット映画資料図書館
漕艇王
1927年/日活大将軍/白黒/28分/サイレント/デジタル
原作・脚本:矢野義明/撮影:氣賀靖吾
出演:廣瀨恒美、神戸光ほか
大学の花形ボート選手を陥れようと画策する銀座の怪紳士たち...。内田吐夢が監督したスポーツ映画。今も〈早慶レガッタ〉が開催されている隅田川堤でロケーション。応援風景や当時の学生スポーツの雰囲気が感じられる好編。
提供:マツダ映画社
生命の冠(いのちのかんむり)
1936年/日活多摩川/白黒/53分/サイレント/35mm
監督:内田吐夢/原作:山本有三/脚本:八木保太郎/撮影:横田達之
出演:岡讓二、瀧花久子ほか
蟹缶詰工場を営む兄弟が、不漁続きで漁船の遭難も重なり経営が悪化していく中、決意したことは...。千島列島国後島・古釜布でロケ。実際に工場で働いていた女工や蟹工船の実情、流氷などもカメラにおさめた異色作。当時15歳の原節子も出演。戦後、返還されないままの国後島の貴重な映像でもある。
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品 原版提供:マツダ映画社
限りなき前進
1937年/日活多摩川/白黒/78分/35mm
監督:内田吐夢/原作:小津安二郎/脚本:八木保太郎/撮影:碧川道夫
出演:小杉勇、江川宇礼雄ほか
小津原作、八木脚本で映画化しキネ旬1位となった傑作。25年間勤務する老サラリーマン。昇進を信じて家まで新築しながら定年制導入で解雇を言い渡される。生活の基盤を一挙に失い絶望し、ついに幻想と現実の区別がつかなくなって...。99分の作品だがネガが焼失。戦後、改変されたものを、内田吐夢が中国からの帰国後に手を入れた短縮版。
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品
土
1939年/日活多摩川/白黒/117分/35mm
監督:内田吐夢/原作:長塚節/脚本:八木隆一郎、北村勉/撮影:碧川道夫
出演:小杉勇、風見章子ほか
『限りなき前進』に続きキネ旬1位となった戦前の代表作。明治時代、農村に生きる人々を徹底したリアリズムで描き、撮影日数374日という長期にわたる撮影、セット65杯という堂々たる大作にして大ヒットした「農民映画」の金字塔。貧農一家の土地を這うような暮らしを、農村の四季の移ろいの中で描く。戦災でオリジナル版は消失、ロシアで発見された貴重な最長版の上映。
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品
血槍富士
1955年/東映京都/白黒/94分/35mm
監督:内田吐夢/原作:井上金太郎/脚色:八尋不二、 民門敏雄 脚本:三村伸太郎/撮影:吉田貞次
出演:片岡千恵蔵、島田照夫ほか
1953年、中国抑留から帰還した内田吐夢が、溝口健二、小津安二郎、伊藤大輔、清水宏ら錚々たる面々の協力を得て、実に13年ぶりとなる復帰第一作。若様の槍持ちとして東海道を旅する権八(片岡)。些細な諍いから若様を無頼の侍たちに殺された権八は、仇を討つべく立ち向かっていく...。道中で出会う人々の人間模様と封建制度の理不尽さを描いた傑作。
たそがれ酒場
1955年/新東宝/白黒/94分/35mm
監督:内田吐夢/脚本:灘千造/撮影:西垣六郎
出演:津島恵子、野添ひとみ、小野比呂志
内田吐夢の戦後復帰第2作は、大衆酒場のわずか1杯のセットで豪華キャストが次々に登場する「グランドホテル方式」で描く異色の野心作。場末の大衆酒場の開店から閉店までの1日を、あらゆる種類の音楽と滑らかなカメラワークで重層的に描き、各々エピソードは互いに衝突し、止揚しあい、世相の縮図を鋭く映し出す。実験精神に溢れた隠れた傑作。
自分の穴の中で
1955年/日活/白黒/125分/35mm
監督:内田吐夢/原作:石川達三/脚色:八木保太郎/撮影:峰重義
出演:三國連太郎、宇野重吉ほか
「信念を曲げない我儘こそが内田吐夢の真骨頂だ」と評し、吐夢も愛読した石川達三原作の映画化。その後も時代劇の傑作を手掛けた内田吐夢が、戦後日本をみつめ5人の登場人物による心理的な葛藤を描き、『飢餓海峡』に連なる系譜として重要な佳作。病院院長の夫を亡くした母と娘、娘の結婚相手の2人の男たちが織りなす群像劇。
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品
大菩薩峠
1957年/東映京都/カラー/119分/35mm
監督:内田吐夢/原作:中里介山/脚本:猪俣勝人、柴英三郎/撮影:三木滋人
出演:片岡千恵蔵、中村錦之助ほか
冷酷非情で虚無の剣客・机龍之助の流転を描く中里介山不滅の名作を映画化。何かに取り憑かれたように、「音無しの構え」の妖剣で次々と人を斬る狂気に満ちた龍之助を、片岡千恵蔵が名演。龍之助に殺された兄の仇を討つべく後を追う宇津木兵馬に中村錦之助。内田吐夢の重厚な演出が冴え渡り、緊張感に満ちた時代劇の迫力が充満するシリーズ第1作。
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品
大菩薩峠 第二部
1958年/東映京都/カラー/105分/35mm
監督:内田吐夢/原作:中里介山/脚本:猪俣勝人、柴英三郎/撮影:三木滋人
出演:片岡千恵蔵、中村錦之助ほか
前作の戦いで盲目となった机龍之介は、孤独にさまよいながらも女たちに助けられ、我が子への思慕の念から人間らしい心を取り戻すかに見えたが、旗本の陰謀に巻き込まれ、再び血に飢えた魔性が目を覚ます...。無常感漂いながらも大スペクタクルで魅せるシリーズ第二作。龍之助を追う宇津木兵馬の純愛や、龍之助を巡る人々が入り乱れる群像活劇。
大菩薩峠 完結篇
1959年/東映京都/カラー/106分/35mm
監督:内田吐夢/原作:中里介山/脚本:猪俣勝人、柴英三郎/撮影:三木滋人
出演:片岡千恵蔵、中村錦之助ほか
妻お浜(長谷川裕見子)の死霊に導かれるように、彼女の故郷である武州沢井村を訪れ、かつて龍之介が老巡礼を斬り捨てた大菩薩峠で宇津木兵馬と対決する...。内田吐夢の演出はますます重厚味を増し、激しくパッションが燃え盛り、遂にあまりに壮大で鬼気迫る結末を迎える...。仏教的虚無感に導かれながらも、実に面白い不朽の名作、遂に完結!
どたんば
1957年/東映東京/白黒/108分/35mm
監督:内田吐夢/原作:菊島隆三/脚色:橋本忍/撮影:藤井静
主演:江原真二郎、中村雅子ほか
文化庁芸術祭賞受賞の菊島隆三のTVドラマを橋本忍が脚色、内田吐夢が『大菩薩峠』三部作の間に映画化。美濃平野の零細亜炭鉱で起こった落盤事故で、坑内に閉じ込められた5人の坑夫の生死の行方をサスペンス溢れる演出で描く。助ける側、助けられる側の「どたんば」に追いつめられた人間の赤裸々な魂。タブーだった在日朝鮮人にも言及した問題作。
森と湖のまつり
1958年/東映東京/カラー/113分/35mm
監督:内田吐夢/原作:武田泰淳/脚色:植草圭之助/撮影:西川庄衛
出演:高倉健、香川京子
武田泰淳の原作をもとに、前作に続きこちらも当時タブーだったアイヌ民族問題に迫る一大叙事詩。北海道の原野を舞台に、アイヌの青年(高倉健)と女流画家(香川京子)の葛藤を中心に滅びゆく民族の運命を描く。森と湖のまつり「ベカンベ祭」での男の誇りを賭けた高倉と三國の死闘、生死についてなど内田吐夢の渾身作。
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品
浪花の恋の物語
1959年/東映京都/カラー/106分/35mm
監督:内田吐夢/原作:近松門左衛門/脚本:成澤昌茂/撮影:坪井誠
出演:中村錦之助、有馬稲子ほか
飛脚問屋の養子忠兵衛(中村錦之助)と遊女梅川(有馬稲子)、二つの孤独な魂が寄り添い純愛へと昇華する近松門左衛門の名作「冥途の飛脚」を映画化。内田吐夢が狙った心理的立回りを、上方の和事に挑んだ錦之助が見事に演じ、それを近松(片岡千恵蔵)が見守り戯曲化するという浪花の恋の行く末! 内田吐夢は気高く荘重な作品に仕上げた傑作。
酒と女と槍
1960年/東映京都/カラー/99分/35mm
監督:内田吐夢/原作:海音寺潮五郎/脚色:井手雅人/撮影:鷲尾元也
出演:大友柳太朗、片岡千恵蔵ほか
槍の名手・富田蔵人高定(大友柳太朗)を主人公に、封建時代の矛盾に鋭く迫る傑作時代劇。豊臣時代の末期、切腹を断念させられ、生きる亡者となって村里の庵に篭った高定。静かな生活を送っていたが、武士の血は彼を再び戦場へと導く...。武士道の非道さ、主君の問題から、愛を捨て子も捨て闘う男のどうしようもなさを徹底的に描く。ラスト関ヶ原の戦いのものすごさたるや!
提供:国立映画アーカイブ収蔵作品
宮本武蔵
1961年/東映京都/カラー/110分/35mm
監督:内田吐夢/原作:吉川英治/脚本:成澤昌茂、鈴木尚之/撮影:坪井誠
出演:中村錦之助、木村功ほか
吉川英治の国民的小説を、監督内田吐夢、武蔵にエース錦之助を据え、東映が総力をあげ年に1作ずつ発表、5年がかりの完成という壮大な構想で始まり大ヒットしたシリーズ第1作。武士に憧れ、関ヶ原の残党となったタケゾウ(武蔵)が、沢庵和尚(三國)から諭され、万巻の書を読むことで自分の愚かさに気づく。武蔵の成長の始まりを息もつかせぬ怒涛の迫力で描く。
宮本武蔵 般若坂の決斗
1962年/東映京都/カラー/107分/35mm
監督・脚本:内田吐夢/原作:吉川英治/脚本:鈴木尚之/撮影:坪井誠
出演:中村錦之助、入江若葉ほか
「青春二十一、遅くはない!」白鷺城に籠り修養して三年。タケゾウは名も宮本武蔵と改め、数年の武者修行を経た後、京都の名門・吉岡道場に現れる...。武蔵を追って旅をするお通(入江若葉)との花田橋での別れ、共に武士を目指しながら愛欲に溺れる又八(木村功)、武蔵に思いをはせる朱実(丘さとみ)など青春群像劇としても素晴らしいシリーズ第2作。
宮本武蔵 二刀流開眼
1963年/東映京都/カラー/104分/35mm
監督・脚本:内田吐夢/原作:吉川英治/脚本:鈴木尚之/撮影:吉田貞次
出演:中村錦之助、入江若葉ほか
柳生の里を訪れた武蔵は、柳生新陰流の達人石舟斎(薄田研二)の精神的な高みに触れ、試合をせずに去る。京に帰った武蔵は、ついに吉岡清十郎(江原真二郎)との試合に臨む。宿命のライバル佐々木小次郎(高倉健)も登場。成長する武蔵の剣に精神性が色濃くなる。「この映画は錦之助の成長と、武蔵の成長を描くのだ」(内田吐夢)。
宮本武蔵 一乗寺の決斗
1964年/東映京都/カラー/128分/35mm
監督・脚本:内田吐夢/原作:吉川英治/脚本:鈴木尚之/撮影:吉田貞次
出演:中村錦之助、入江若葉ほか
時代劇映画の殺陣の白眉、一乗寺下り松での決闘が描かれる。吉岡一門73人を敵にまわし、武蔵ひとりでの戦い。高さ18メートルの巨大な松はコンクリート製の人造松。ロケ地を改造し道を作り背景まで作る壮大な人工の野外オープンセット! 夜明けの僅かな時間のため、総勢140名のスタッフ俳優でひと月をかけて撮影した映画史に残る伝説の名シーン!!
宮本武蔵 巌流島の決斗
1965年/東映京都/カラー/121分/35mm
監督・脚本:内田吐夢/原作:吉川英治/脚本:鈴木尚之/撮影:吉田貞次
出演:中村錦之助、高倉健ほか
東映時代劇の頂点であると共に日本映画史に輝く「宮本武蔵 五部作」完結篇。吉岡一門との対決で罪もない人を巻き添えにしたことを苦悶し、荒れ地を開墾しながら心の修業に励む。そんな武蔵のもとに細川家剣術指南役になった小次郎から果し状が届く...。又八、朱実、お杉にも再会、武蔵はお通を振り切り巌流島に小船で向かう。「小次郎、敗れたり!」
恋や恋なすな恋
1962年/東映京都/カラー/109分/DCP
監督:内田吐夢/脚本:依田義賢/撮影:吉田貞次
出演:大川橋蔵、嵯峨美智子ほか
様式美に溢れた『暴れん坊街道』(57)、『浪花の恋の物語』(59)、『花の吉原百人斬り』(60)に続く"古典芸能四部作"最後の作品で、もっとも実験精神に富んだ傑作。竹田出雲の安倍晴明伝説を題材とする浄瑠璃作品などを基に依田義賢が脚本、「宮本武蔵」の間に大川橋蔵主演で映画化。リアリズム、仮面劇、アニメ、舞踊、舞台劇など多元的に描くという傑出した表現たるや!
飢餓海峡
1965年/東映東京/白黒/182分/DCP
監督:内田吐夢/原作:水上勉/脚本:鈴木尚之/撮影:仲沢半次郎
出演:高倉健、左幸子ほか
水上勉原作、内田吐夢による日本映画史上に残る不朽の名作。戦後の混乱期、青函連絡船転覆事故のどさくさに紛れて消えた兇悪犯、執念の捜査を続ける刑事たち。やがて十年、事件は思わぬ展開をみせる...。16ミリで撮影され、130日という撮影日数をかけ描く内田吐夢映画渡世の集大成! 日本の風土と人間の姿を見つめ続けた到達点でもある。
人生劇場 飛車角と吉良常
1968年/東映東京/カラー/109分/35mm
監督:内田吐夢/原作:尾崎士郎/脚色:棚田吾郎/撮影:仲沢半次郎
主演:鶴田浩二、辰巳柳太郎ほか
戦前に日活で尾崎士郎の『人生劇場(青春篇)』を監督した内田吐夢が、原作の3部にあたる「残俠篇」を32年ぶりに映画化。侠客の飛車角(鶴田浩二)は恋人おとよ(藤純子)をめぐって人を斬り、逃亡の途中に老侠客・吉良常(辰巳柳太郎)と出会うが...。幾度も映画化された「人生劇場」の中でも最高傑作の誉れも高い東映オールスター・キャストによる名作任侠映画。
真剣勝負
1971年/東宝/カラー/75分/35mm
監督:内田吐夢/原作:吉川英治/脚本:伊藤大輔/撮影:黒田徳三
出演:中村錦之助、三國連太郎ほか
剣豪・宮本武蔵(錦之助)と鎖鎌の達人・宍戸梅軒(三國)の鈴鹿山中での死闘を、わずか1日の出来事の中で描いた迫真の「武蔵」番外篇。「仇より、生きている赤子の命!」絶叫する梅軒の妻お槙(沖山)。撮影途中に心臓発作で倒れるが執念で撮影を再開。病院で編集し完成するも公開をみずに死去。遺作ながらたたみかけるスピード感で闘う男たちの気迫が満ち満ちた傑作となった。
◎主催:日本映画大回顧展上映実行委員会、シネ・ヌーヴォ
◎助成:芸術文化振興基金
◎協賛:大阪自由大学