「Fシネマップ」公式サイトをオープンしました!
Fシネマプロジェクトは、映画の上映環境のデジタル化が急速に進む中で、フィルム作品の上映環境を保持していくことを目的としています。世界中に存在するさまざまな映画作品を、そのフォーマットに関わらず私たちが永続的に鑑賞しうるための環境を保持することは、映画の多様性を保持することに他なりません。また、フィルムというメディアや、フィルム映写機による上映そのものもまた映像文化のひとつであり、その存続と伝承もわれわれが考えなければならないことです。現在、映画館や公共ホールでの上映素材のほとんどはDCPへ移行している中、フィルム映写機関連業社の縮小・撤退といった状況は加速度的に進行し、フィルム作品の上映環境をどのように維持していくのかが大きな問題となっています。
「Fシネマップ」は、フィルムによって製作された映画作品を上映していくために必要な情報の提供、課題の共有、疑問の解消を目的としたポータルサイトです。フィルム作品を見たい、上映したい方たちが集い、互いの知識や経験を共有することで、国内のフィルム上映環境、映写環境をよりよいものにしていくことを目指しています。