国立映画アーカイブ開館!国内で6館目の国立美術館が、映画のために誕生
東京国立近代美術館フィルムセンターは、2018年4月より、独立行政法人国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」として新たな位置づけで設置されました。
これまでも映画の収集・保存・公開・活用を精力的に行ってこられた同機関ですが、今回、他の国立美術館と同格の機関として改組され、待望の独立を果たすこととなりました。
今後は「映画を残す、映画を活かす。」というミッションを掲げ、映画文化振興のためのナショナルセンターとして一層の機能強化が進められることになります。
具体的な「機能強化」の内容としては、「映画を保存・公開する拠点」「映画による国際交流拠点」としてだけでなく、「映画の文化・芸術振興拠点」として「新進的映画への支援・若手クリエーター等支援」もうたわれています。
また、広く外部から助言を得るためのアドバイザー体制が設けられ、産官学の関係者やアドバイザーから成る戦略会議(仮)等の体制も整えることで組織の基盤強化も進められます。
国立映画アーカイブ開館記念として、「没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクション」が2018年4月17日(火)-9月23日(日)まで、特集上映「映画にみる明治の日本」が第1期:2018年4月24日(火)-5月13日(日)、第2期:2018年8月14日(火)-9月2日(日)に開催されます。
併せて、昨年度の上映作品の中から特に多数の方がご覧になった15プログラム(15作品)を「アンコール特集」として5月9日より上映いたします。(「アンコール特集」は不定期の開催です。ご注意ください。)