Fシネマ・プロジェクト「フィルムでみる・体験する映画 ワークショップと上映会」開催
2018年2月17日(土)、18日(日)@高崎電気館
「高崎映画祭」関連企画として、フィルム上映と35ミリフィルム映写ワークショップを2日間に渡り開催します。
ワークショップでは、今回はじめて、実習を中心とした未経験者クラスを開設します。
現在、映画上映の現場でフィルム映写を学ぶ機会は非常に限られています。
今回のワークショップでは、フィルム映写を知るための「入口」を設けたいと考えています。
より多くの人たちに、"フィルム"に触れていただき、その魅力を伝えるためのフィルムの上映会では、東京国立近代美術館フィルムセンターの最新の復元の成果である貴重な作品を、解説を付してご覧いただきます。
◆2月17日(土)映写ワークショップ[定員・申込制]
【未経験者・初級クラス】11:00~17:30
※定員12名
*対象:映写技師を目指すフィルム映写未経験者。またはブランクのある方。フィルムでの上映企画を考えている方など。
*内容(予定):
11:00〜12:00(講義)フィルム映写についての基礎知識
13:30〜17:30(実習)フィルムの扱い方、映写機の操作、フィルムの補修、編集等
【中級・映写機調整クラス(経験者のみ)】13:00~17:30
※定員6名
*対象:35ミリフィルム映写を定期的に行っている映写技師。
*内容:
①メンテナンスについて
②Aチェーン(映写機のサウンド読み取り部〜プロセッサー)の調整
17:30〜18:00 初級クラス、中級クラス合同のディスカッション
講師:
飯塚元伸(シネマテークたかさき映写技師)
石川亮(岩波ホール)
加藤元治(元日本電子光学工業、修理技術者)
神田麻美(東京国立近代美術館フィルムセンター/Fシネマ・プロジェクト)
山形康人(有限会社ヤマガタ映像部門技術者)
◆2月18日(日)映画上映とトーク[どなたでもご参加いただけます]
※映写室見学(11:00〜12:00)は申込制
©日活
13:30~
上映作品
『ジャズ娘誕生』東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
監督:春原政久/1957年/日活/79分
脚本:松村基生、辻眞先 撮影:姫田眞佐久
照明:岩木保夫 美術:木村威夫、佐谷三平
出演:江利チエミ、石原裕次郎、小杉勇、二本柳寛、殿山泰司
旅廻りの楽団に加わった美声の椿油売り(江利)が、別れた父との葛藤や切ない恋を乗り越え、東京の大劇場でデビューするまでを描くスター誕生物語。2017年、国産三原色カラーシステム「コニカラー」の可燃性原版を直接スキャンしたデータに修復を施し、絢爛たる色彩が蘇った。ハスキーボイスを丁寧に復元したチエミの圧巻の歌声も必聴。冒頭に3分の復元デモを含む。
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『高崎での話』
RKOパテ社/1951年/白黒/20分
戦後の占領下にあった昭和25年4月連合国軍総司令部(GHQ)新聞課長が高崎で講演し、民主主義と地域社会の発展には郷土新聞の発行が欠かせないと説いた。高崎市民は株主100人、資本金20万円の株式会社を設立。「高崎市民新聞」が創刊された。市民生活に密着した記事を掲載した同紙は好評を博し、GHQは同紙を成功例として賞賛、映画『高崎での話』を制作、昭和26年高崎電気館で初上映された。
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*上映後、大傍正規(東京国立近代美術館フィルムセンター)によるトークがあります。
*映写室見学:上映前の11:00〜12:00に、普段は入ることのできない「映写室」で、フィルムでの上映の様子をみることができる〈映写室見学〉を実施します。
[定員20名 要申込・参加無料]
●お申し込みについて
ワークショップ[定員・申込制]1月26日(金)より受付開始。定員になり次第受付終了。
参加費:初級・中級とも3,000円 *コミュニティシネマセンター会員は無料
映画上映とトーク[参加自由]入場料:1,000円※映写室見学は申込制
ワークショップのお申込み...コミュニティシネマセンター
TEL:050-3535-1573 *平日のみ
映写室見学のお申込み...シネマテークたかさき
TEL:027-325-1744
会場:高崎電気館 高崎市柳川町31番地
主催:一般社団法人コミュニティシネマセンター/高崎映画祭
文化庁「平成29年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
協力・フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
企画製作:一般社団法人コミュニティシネマセンター/高崎映画祭