シネマガジン

インフォメーション

「浪曲映画──情念の美学」、いよいよ、今週末開幕!


rokyoku_eurospace.jpg


「浪曲映画──情念の美学」、いよいよ、今週末よりユーロスペースで開幕します!

近年、落語や講談、浪曲、活弁など、日本の「話芸」がブームになっています。昔ながらの寄席だけではなく、ライブハウスや映画館でも行われる公演は、往年のファンばかりではなく、多くの若い観客を集めています。
日本の伝統的な大衆芸能「浪曲」(浪花節)は、明治から昭和30年代に至るまで、最も庶民に親しまれた語り芸です。義理と人情を重んじる浪花節のスピリットは、日本映画に継承され、「忠臣蔵」「清水次郎長」「国定忠治」「天保水滸伝」など、戦後の日本映画黄金時代を興行的に支えたヒット作には浪曲を下敷きにしたものが数多くあります。

ユーロスペースの上映では、新たに発掘された『新佐渡情話』をはじめ、「清水次郎長」、『赤穂義士』、『血斗水滸伝怒涛の対決』等々、浪曲映画の神髄を、浪曲の口演とあわせてご堪能いただきます。

この企画は演目を変えて、8月~9月には関西(大阪シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、神戸元町映画館)、九州(大分シネマ5、熊本DENKIKAN、小倉昭和館)でも開催されます。

また、9月7日の全国コミュニティシネマ会議でも別プログラムで上映+口演を予定しています。
こちらもご期待ください!


浪曲映画──情念の美学 Rokyoku Movie─The Aesthetics of Pathos

ユーロスペース特集ページ

6月22日(土)浪曲映画の誕生と隆盛
(会場=ユーロライブ)
12:30『新佐渡情話』+浪曲「からかさ櫻」浪曲=澤孝子、曲師=佐藤貴美江
15:00 鼎談「浪曲映画」ゲスト:周防正行x玉川奈々福x山根貞男
16:10『赤穂義士』+浪曲「義士銘々伝ー俵星玄蕃」浪曲=玉川奈々福、曲師=佐藤貴美江
19:00『母千草』

6月23日(日)伝説の浪曲師・国友忠(生誕100年)と曲師・沢村豊子
(会場=ユーロライブ、最終回のみユーロスペース)
13:00『呼子星』+浪曲「赤垣源蔵徳利の別れ」浪曲=玉川奈々福、曲師=沢村豊子
15:15 対談「国友忠と沢村豊子」ゲスト:沢村豊子x玉川奈々福 聞き手:田井肇
16:15『銭形平次捕物控 地獄の門』+浪曲「銭形平次 雪の精」浪曲=玉川奈々福、曲師=沢村豊子
19:00『どぶ鼠作戦』

6月24日(月)マキノ正博(雅弘)と広沢虎造
(会場=ユーロスペース)
12:40『新佐渡情話』
14:20『次郎長三国志第四部 勢揃い清水港』
16:00 対談「マキノと虎造」ゲスト:中島貞夫x山根貞男
17:00『世紀は笑ふ』
19:00『續清水港』+浪曲「清水次郎長伝ー石松三十石船」浪曲=玉川太福、曲師=玉川みね子

6月25日(火)浪曲演目録─「天保水滸伝」
(会場=ユーロスペース)
12:20『座頭市物語』
14:20『瞼の母』
16:00 対談「天保水滸伝と浪曲演目」ゲスト:玉川太福x坂本頼光
17:00『番場の忠太郎』
18:50『血斗水滸伝怒涛の対決』+浪曲「天保水滸伝ー平手造酒の駆けつけ」浪曲=玉川奈々福、曲師=沢村豊子

6月26日(水)再映、そして浪曲の現在
(会場=ユーロライブ)
11:20『赤穂義士』
13:20『銭形平次捕物控 地獄の門』
15:20『呼子星』
17:10『新佐渡情話』
18:50『噂の玉川奈々福 キネマ更紗』+浪曲「地べたの二人」浪曲=玉川太福、曲師=玉川みね子+浪曲「金魚夢幻」浪曲=玉川奈々福、曲師=沢村豊子

このページの上部へ戻る